4/28~4/30の3日間、ラブリーホールの窓にずらりと貼られた水色のポスターを見て、「何のイベントやってんの?」と足を止めた人も多いのではないでしょうか。

トリミング済み_ヤングアメリカンズ

開催されていたのは、「ザ・ヤングアメリカンズ ジャパンツアー」。

世界を回って音楽教育活動を行っている若者たちが、地域の子どもたちに歌とダンスを教え、みんなで1つのエンターテインメントショーを作り上げるというプログラムです。

ヤングアメリカンズは、1962年にアメリカで設立された非営利活動団体。17~25歳の若者約300名が所属し、音楽公演と音楽教育の2つを軸に活動しています。

今回ラブリーホールで行われたのは、そのヤングアメリカンズによる「ミュージック・アウトリーチ」というワークショップ。アウトリーチは「出張授業」という意味で、彼らは世界30ヶ国以上の学校や地域を訪れ、子どもたちに歌とダンスを教えています。
日本では2006年からツアーが始まり、これまで全国各地で10万人以上がワークショップに参加しました。

今回の河内長野では、156名の子どもたちが参加。
ラブリーホールの大ホールで3日間、合計約15時間にわたるワークショップを行いました。



「ヤングアメリカンズ・ジャパンツアー」facebookより

年齢は小学校1年生から高校生まで。市内からだけでなく、大阪狭山市や貝塚市といった周辺地域からも参加しているので、通っている学校もバラバラ。そして先生役となるのは、個性豊かな外国人の若者たち。
子どもたちにとっては、何から何まで普段と違う環境です。体力的にも、決して楽ではなかったでしょう。

ところが3日間とも、出席率はほぼ100%。受付開始前から待ちかまえて、開場するなり笑顔で飛び込んで来る子がたくさんいました。
そして最終日の夜、子どもたちは会場に集まった大勢の観客の前で、1時間の素晴らしいショーを披露してくれたのです。
音楽に合わせてみんなでダンスしたり、英語で合唱したり。また、ソロパートをもらって、一人でマイクを持って歌った子や、ドラムやギター、ダンスでパフォーマンスした子もいます。

みんなが間違えず、上手にできるわけではありません。
ダンスや歌の経験がない子は、一つ一つの動きを懸命に。ちょっと経験のある子は、よりかっこいいパフォーマンスを目指して。
それぞれが自分にできることを精一杯やって輝き、それが一つに合わさることで、唯一無二の素晴らしいショーが完成したのです。

勝ち負けを競うのでも、完成度の高いものを仕上げるのでもなく、ただ「みんなで一つのものを作り上げた」ことが生む感動が、そこにはありました。

150人以上の大人数が、それも低学年を中心とする子どもたちが、まとまって行動するのは大変なこと。いったい、ヤングアメリカンズはどうやって子どもたちと接し、ダンスや音楽を教えることができたのでしょうか。また、このワークショップによって子どもたちが得たものとは――

次回は、そのことをお伝えしようと思います。



ザ・ヤングアメリカンズ ジャパンツアー2017夏 HP  http://jibunmirai.com/ya/index.html
The Young Americansオフィシャルサイト(英語のページです)http://www.youngamericans.org/